春、スウェットのようなもの

新年度になりました。

あけましておめでとうございます?

新年度の挨拶はこれではないことは確かですが、

4月に適切な挨拶はなんなのか。

そんなことを考えていたら、新学期も始まる時期になりました。


ハッピーエイプリルとかですかね。

ハッピーエイプリルフールって言葉の違和感は今に始まった事ではないですが、

ハッピーハロウィンがメジャーになってきている現在。

この言葉も間違いではないのですかね。

世の中は多数派に流れるので、気がついたら

違和感がなくなっているかもしれません。






花冷えの頃いかがお過ごしでしょうか。

本日は


スウェットみたいなニット

ニットみたいなスウェット


今時期にぴったり


サマーニット

春スウェット


について書かせていただきます。



これはどっちなんでしょうか。

ジャンルで言えばニットです。

見た目で言えばスウェットです。

着心地はニット以上です。

清涼感はスウェット以上です。


そんな服です。

どんな服でしょう。


『クルーネックサイドリブニット』

4月になりました。

ハッピーエイプリル!Ripo trenta anni 有明店です。


結論から言いますとこの服はニットです。

まずはサマーニットとしてのご紹介をさせていただきます。




リネン混の麻とナイロンを混紡することで

シャリ感とドレープ感がより際立つニットになります。

シワ感はナイロンにより抑えられ、ドレープ感は相乗し、

ハリとツヤのある上品なニット地のこちらのアイテム。

麻ニットはやはり春に着たくなる服の一つかと、

気温の観点からもお勧めです。



細い糸によってハイゲージに編まれている為、

麻特有のチクチク感は抑えられております。

また、ハイゲージでもかなり透け感の強い為、

めちゃくちゃ涼しいです。


麻には接触冷感作用が有ると常々言われておりますが、

接触冷感とは熱伝導率の高い素材によって

熱移動が起こることで感じられる清涼感だそうです。

20℃の麻に触れる際に起こる熱移動のスピードと

20℃の綿に触れる際に起こる熱移動のスピード。

約30℃程の手のひらにより早く20℃を届けてくれるのが麻です。

その後手のひらと麻の生地は互いに熱を交換し合い、中和されます。

逆に熱伝導率が低い事で代表的なものに空気があります。

冬にダウンやニットなど空気を溜め込める服が暖かく感じるのは、

冬の外気と中和しにくい事で暖かさを保ってくれるんです。


こういう原理のもとヒンヤリが段々とぬるく感じるわけですが、

透け感があるということは

風通しがいいということ。

風通しがいいということは

熱が籠らないということ。

熱が籠らないということは

すぐにひんやり感を感じられる温度になってくれるということです。

触れた部分の熱を吸収して、大気に放出してくれるわけですから、

涼しいわけですね。

春夏は麻着ましょう。

最近は化学繊維で麻よりも熱伝導率の高い素材も増えてますが、

麻には使い込むことによる風合いの変化という特徴もございます。


目に見える変化ではシワやツヤ感が増すことなどが有名ですが、

麻は着れば着るほど、柔らかさが増す素材でもあります。

私は麻のベッドシーツを使っているのですが、

買ったばかりの頃はざらざらゴワゴワするし。

枕カバーも揃えてしまったせいで、後悔しかけていました。

でもサステナビリティの為と思い日々寝ていたのですが、

何日か経って気が付いたらサラッサラになっております。

最近新品のものを触った時に気付いたのですが、

結構な違いでした。


そういったことを踏まえてもう一度。

春夏は麻着ましょう。


麻は洗濯に強いのも特徴の一つです。

これからの時期は汗や匂いも気になると思いますが、

洗濯しづらい服では気軽に着られなくなってしまいます。

麻には水に濡れると硬くなる性質があります。

また、速乾性も高い為一般的な洗濯機での脱水を行うと

シワシワになり、そのまま乾いてシワが癖ついてしまいます。

脱水時間を短くしましょう。なんなら無くてもいいくらいです。

滴るか滴らないか程度で形整えたらそのまま干しちゃって問題ございません。

洗濯で多少シワが入りますが、濡れた重みでシワが伸びます。

麻のシャツやジャケットなどはこのまま干していただいて、

こちらのアイテムのようなニットはそもそもシワになりにくいので

ある程度は脱水していいかと、

滴るほどだと重みで肩伸びちゃうと思います。

こちらの手順といいますか、脱水時間を短くするという裏技は、

Tシャツのシワを軽減する洗濯方法と同じなので、

時短にも繋がると思います。



ニットとしての素材感に触れてきましたが、

これからは見た目に言及します。

スウェットなのかなんなのかの話ですが、

見た目がヴィンテージのリバースウィーブなんです。

流石に編み地はリバースしていませんでしたので、

リバースウィーブは的確な表現ではないのですが、


・サイドリブ

・リブクルーネック

・ガゼット(のようなもの)

これがついていたら、もうヴィンテージのスウェットと言っても過言ではないです。



見えづらいですがサイドにリブが…

サイドリブは今でこそよく見かけるデザインではありますが、

発端は初代のリバースウィーブが編み地を縦使いから横使いした際に

縦縮みを軽減できたのにはいいが今度は横に縮んでしまう現象。

それを解決するための脇をリブにすれば縮まないし伸びるじゃん。という

現在の完成形でもある1952年頃に生まれた

二代目リバースウィーブによって生み出されたデザイン。

襟はリブで作られることで伸びるため脱ぎ着が簡単になり、

よれにくくなるというデザイン。

そして、汗止め・補強としてつけられたガゼットをモチーフに。

編み地を斜めにして、アイレットを開けることでV字のガゼット風デザイン。

当時は革新的であったデザインの数々は時代とともに

廃れたり拡散したりして現在に至るわけです。

ガゼットはそもそももうあまり見ないデザインですし、

マジで汗止めとして使う人はみたことないです。

サイドリブなんか頼らなくてもストレッチ素材のポリウレタンがあります。

乾燥機でも縮みにくいコースもあるわけで。

リブネックは当たり前にあるわけですが。


あえてこのデザインたちを一つにまとめた上で、

リポらしいゆるいドロップショルダーのボックスシルエットにしております。


それに対して袖リブは80年代ヘインズ並みの短さに仕上がっております。


この現代的なのにヴィンテージ感あふれる見た目を

育てる意義のある素材。

さらに実用的なニットで作るのは最高ですね。

春にニットを着たくなる人は少数派でしょうかね。

ただ、ファッションとしてのリポが好きな方なら

つい選んでしまう永く着られる服になります。


クルーネックサイドリブKN

KNと書いてニットです。


2色展開のどちらもリポっぽいですね。

デニムにももちろん合います。

季節感で言うと春カラーとは違うかもしれません。

逆にそれがいいのかもしれないですね。

人と被りたくないなら、春っぽい色は被りまくりますのでね。

王道な形と素材を邪道カラーで。

他人と被りませんし、こんなニットあんまり見ないです。

春にニットを選ぶ方は信念が強そうです。好感度高いです。

個人の感想ですが。


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