縫製について

ジーンズ特有の縫製。

①巻き縫い

ラッパという器具をミシンに装着して縫い代を巻き込んで縫う方法です。

裏は必ずチェーンステッチになります。

②チェーンステッチ

ジーンズ特有の昔からあるステッチ方法です。

特に巻き縫い、ウエストベルト裏、裾などに使われます。

リーバイスは特に拘りがあり、ヴィンテージに関してはポケット口、裾はもちろんウエストベルト裏、しかも帯先までチェーンステッチを施します。

これは特殊なミシンでしかできないので弊社で行っていませんが、チェーンステッチにはそれほどの拘りがあります。

③タックボタン、リベット

ジーンズ特有に使われる付属金具です。

特にリベットはポケットの補強部分に打たれたり、小股の止め補強に打たれたりします。

余談:昔のリーバイスには小股にリベットを補強で売っていましたが、作業員が焚き火をしている間にリベットが熱くなり、用を足す時に火傷をしたことから廃止になりました。

④糸

A:スパン糸、フィラメント糸:ポリエステル100%の糸で強度が強く、色落ちもしません。
比較的、安く一般的に使われる糸です。

B:綿糸:綿100%、色落ちがし、強度が弱いです。

色落ちがするので履けば履くほど風合いが出ます。糸も非常に高いです。

C:コア糸:綿とポリエステルの混合糸、綿糸より強度が強く、風合いだしの色落ちも楽しめる糸です。弊社は全てコア糸を使っています。

コア糸は綿糸よりも高く、高級な糸になります。